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主演の大沢たかおは「解夏」 で、もうすぐ視力を失う病気を持ち、不安に揺れる役を演じています。この映画では、動脈瘤で倒れ、手術すると記憶を失う可能性もある、という役柄。にか よった設定ではあります。ですが、こういう配役は、まぁ売れている役者にはよくあること。それにこだわって嫌だというのはありませんでした。
さてさてこの映画は、「記憶」にスポットがあてられています。
原作は、「GO」でおなじみの、金城一紀です。ちなみに「GO」は非常に好きです。
記憶をなくすかもしれない大沢たかお演じる野崎。過去の婚約者の思いではたくさんあるのに、顔が思い出せない、柄本明演 じる鳥越。異なる二人が、鳥越の元婚約者の遺品を取りに、東京から鹿児島まで車で向かいます。長い道のりを旅するなか、ふたりの考えも、徐々に変わってい きます。ゆっくりゆっくり、記憶をたどる。ゆっくりゆっくりその記憶を想う。映画も、そんな感じで、ゆっくりゆっくり進んで行きます。
毎日を忙しく過ごすなか、過去をふりかえることは、なかなかしません。今を生きることのほうが重要だし、過去にとらわれたりは良くありません。でも、大切 な記憶、思い出だったりは、どっかにしまってあります。ふとしたときに思い出すのもいいですが、たまには、意図的に、引き出しを空けてみるのもいいかもし れません。記憶を改めて想い、今に生かせるかもしれません。
ゆっくりゆっくり、映画はすすんでいきます。
映像も、少し暗めです。逆にもっと明るくしたほうがいい気はしました。考えさせられる映画ではありますが、決して重たい映画ではありません。音楽ももっと明るければ、もっといいメッセージとして受け取れる気がします。
2005年15本目
個人評価 3.5/5
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