2005年5月アーカイブ

彼女を見ればわかること [DVD]彼女を見ればわかること [DVD]
キャメロン・ディアス, グレン・クローズ, ホリー・ハンター, エイミー・ブレナマン, ロドリゴ・ガルシア

日活 2002-01-25
売り上げランキング : 22428
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

30代の独身女性。「負け犬」と称されたりしていますが、なかみはそれぞれ。ばりばりキャリアウーマンでかっこいい・素敵な女性もいれば、独身でいる理由があるひとも。

この映画は、5人の独身女性の物語。5話のオムニバス風になっていますが、実はどれもつながった関係。それぞれの生活のなかに、結婚しない・できない理由だったり、独身の寂しさだったりが描かれています。それは、きっと負け犬とは言えないものです。

今、どんな恋愛をして。どんな仕事をしているか。これから、どんな結婚をして。どんな暮らしをして。家族とどうすごして。どんな家庭を築くか。10代、20代は、夢や希望で動けた部分が、30代、現実や経験・知識が邪魔することも。

困ったときは、ちょっとたちどまって、この映画でも観てゆっくりしてみるのもいいのかも。

2005年44本目
個人評価 3.0/5
ガール・ネクスト・ドア(特別編) [DVD]ガール・ネクスト・ドア(特別編) [DVD]
エリシャ・カスバート, エミール・ハーシュ, ティモシー・オリファント, ルーク・グリーンフィールド

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2008-10-10
売り上げランキング : 15385
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

昨年大ブレイクした「24」、キム役のエリシャ・カスバートさんが主演。といっても24を見たことがない僕にとって(いつも邦画がばかりなので?!)、彼女の映画は初。

もうすぐ高校卒業。最後の思いでにと、多くの生徒がはめをはずしているなか、生徒会長の男の子は、真面目に勉強、勉強。「ほんとは、はじけたい!」そう 思っても、いざ行動など起こせない。そんなとき、彼の隣の家に引っ越してきたのが、とてもセクシーなエリシャ・カスバートさん演じる彼女。彼女は破天荒な 性格。彼女に惹かれていきながら、真面目な彼が、今までなかったような、授業をさぼった、クラブに出かけたり、はめをはずし楽しみます。ある時、彼の親友 から、彼女がAV女優だということを伝えられます。実は、彼女はその職業を止めたくて、別の人生を歩み始めたくて引っ越してきたのです。彼は別れを考えま すが、真実の愛に気づき始めていきます。

エッチ路線のラブコメディーではあります。ですが、内容的に、なかなか楽しい感じです。「メリーに首ったけ」などのような、楽しさ、ストーリーの面白さがあります。

高校生活、仲間とずっと一緒に過ごせて、あんなにはじけられる時間は、そうありません。遊びあり、ワルあり、恋あり。
なかなか楽しい青春ラブコメディです。

2005年43本目
個人評価 3.5/5

ひまわり

|
ひまわり [DVD]ひまわり [DVD]
行定勲

ケイエスエス 2002-03-22
売り上げランキング : 25464
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

袴田吉彦さんと、麻生久美子さんの主演。監督・脚本は行定勲さんです。
「二十才の微熱」の袴田吉彦と、「カンゾー先生」の麻生久美子主演によるノスタルジックな青春ドラマ。輝明は、海沿いにある故郷を離れて、東京で暮らして いた。そして今日も、同棲中の恋人、由香里と些細なことで喧嘩をしていた。テレビでは海難事故のニュース。そこで輝明は、小学校のクラスメイトだった真鍋 朋美が行方不明になったことを知る。しかも、数日前の留守中に、彼女から電話があったと由香里が言う。輝明は戸惑いながらも葬式に出席するため故郷に戻っ た......。
Yahoo!ムービーより)

輝明は、記憶が曖昧です。長く時間がたったので、忘れたというよりも、記憶のひきだしをずっと開けていなかったので、その鍵が見当たりません。葬式のなか で、彼女と自分の記憶をたどっていきます。小学生時代過ごした故郷の景色と、彼女の人生に出くわしたひとたちとの交わりが、記憶の鍵となって、ひきだしが 開いていきます。

彼女の人生と交わったひとたち。今まで交わっていなかった彼女の友人や恋人が、この事故をきっかけに交わります。引き寄せられた力。運命のような、偶然のような。

事故が起こる前、彼女はなぜ海へ向かったのか。

明確な答えが用意されているわけではないので、
すかっと終わる映画ではないですが、
曇り空ではあるけど、どこか晴れやかな気分でもある。そんな感じがありました。
ふと、自分の記憶をたどってみたくなりました。

2005年42本目
個人評価 4/5

贅沢な骨

|
贅沢な骨 [DVD]贅沢な骨 [DVD]
行定勲

ケイエスエス 2002-03-22
売り上げランキング : 19314
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

麻生久美子さん、つぐみさん、永瀬正敏さんの競演。このキャストの組み合わせが、映画の印象とマッチしていて、とても雰囲気があります。

監督・脚本は、「GO」の行定勲さんです。GOは大好きな作品です。また後に書きますが、今回は行定勲さんの作品をいくつか借りてきました。行定勲さんの映画の雰囲気を堪能したいと思います。

麻生久美子さん演じるミヤコと、つぐみさん演じるサキコは、2人で暮らしています。心に傷をもっているサキコの代わりに、ミヤコはホテトル譲をして生活を 支えます。そんなとき、ミヤコは、客として永瀬正敏さん演じる新谷さんと出会います。ミヤコは新谷さんに引かれていきます。ミヤコも、新谷さんも、心にど こか影をもっています。

映画冒頭に、ミヤコがうなぎの骨がのどにささってとれないというシーンがあります。「贅沢な骨だね」、サキコが言います。のどにつかえた骨。とれそうでとれない。ほんとに骨がつっかえているの?何か気になる。。。心が晴れない、3人。彼女らのつかえた骨は何なのでしょう。

2005年41本目

笑の大学

|
笑の大学 スペシャル・エディション [DVD]笑の大学 スペシャル・エディション [DVD]
三谷幸喜 三谷幸喜

東宝 2005-05-27
売り上げランキング : 14308
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

96年、三谷幸喜さんの脚本による「笑の大学」が、舞台で上演されました。人気もすごく、脚本のおもしろさなど、絶賛されていた作品です。完成度が高かっ たので、映画化は無理ではないかとされていましたが、一部映画用に三谷幸喜さんが脚本を書き直し、ついに映画公開となりました。

舞台の人気を知っていましたし、また、三谷幸喜さんの作品、特に「12人の優しい日本人」は大好きなので、とても楽しみでした。

舞台は昭和15年。演劇は、内容を規制され、脚本が国によって検閲にかけられていました。メインのキャストは、役所広司さんとSMAPの稲垣吾郎さん。稲 垣さんが、舞台の脚本をつくる脚本家。役所さんが、それを検査する、笑いを全否定している検閲官の役。ひとつの台本を承認させるまでの、2人のやりとりを コミカルに描いています。

ほとんどが小さな部屋で2人だけのシーンです。制作費がない映画などでよく用いられますが、逆に動きがない分、脚本に思考をこらしたものが多い場合があり ます。三谷幸喜さんの他の作品で、これは外国作品のリメイクになりますが「12人の優しい日本人」がありあす。これも密室劇と呼ばれる、すごく面白い作品 でした。

笑いが一番の脚本家と、全く嫌いな検閲官。その2人の掛け合いが絶妙です。リズミカルに、そして、うま〜く話がころがっていきます。展開は見事!

役所さんの演技は、アカデミー賞にもノミネートされましたし、とても印象的です。「お笑い」というわけにはいきませんが、「喜劇役者」っぷりは、やはり何でも器用にこなすんだなと思いました。

舞台の脚本からの映画バージョンとなったわけですが、全体を通して、映画というより、舞台を見ているようでもありました。目の前で役者が動いて、実際に演 じているような臨場感があります。その分、映画の華やかさは薄い気はしますが、これは舞台のように楽しむ映画として、すごく面白い作品です。

舞台を見に行ったのはもう数年前になります。。。映画に比べ格段に高いですから、ほんとに好きな役者だったり、作品だったりしないと、なかなか行けません。が、しかし。

舞台の面白さは、舞台にしかない。見に行こう。

この映画は、舞台の面白さを伝えてくれる作品のひとつ。

2005年40本目
個人評価 4/5

さよなら、クロ

|
さよなら、クロ~世界一幸せな犬の物語~スペシャル・エディション [DVD]さよなら、クロ~世界一幸せな犬の物語~スペシャル・エディション [DVD]
藤岡改造

ハピネット 2006-04-28
売り上げランキング : 23726
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「さよなら、クロ」 最近テレビでよく見かけるお笑い「安田大サーカス」の「クロちゃん」ではありません。いや〜ベタなはいりかたをしてしまいました。すみません。

そうです、「クロ」は犬の名前。一匹の野良犬「クロ」と、そのまわりの人々との間でおこる、涙と感動の物語です。

妻夫木聡さん演じる亮介は、通学途中、野良犬の「クロ」を見かけます。そのとき学校では学園祭がおこなわれていて、亮介のグループの仮装の出し物に「西郷 さん」がいました。西郷さんの飼い犬を紙で作っていたのですが、スタート直前壊れてしまいます。そこで、クロが登場。代役をします。それから学生、そして 先生にまで親しまれるようになり、クロは、学校で飼われることに。

クロとともに学生生活を楽しむ亮介たち。みんなはそれぞれ成長していきます。そのうち学校も卒業。クロとも離ればなれに。友達もそれぞれの道に進んでいきます。

十年くらいの年月を、ゆっくり描いていきます。高校生からの十年。卒業、就職、結婚。変化の多い時期かもしれません。高校生で仲の良かった友達でも、卒業 してしまうと疎遠になったり。夢見て上京しても、社会にもまれてくじけてしまったり。もちろん、期待以上の成長だったり、夢をつかむこともあります。ひと それぞれいろんな成長をとげるなか、クロは相変わらず学校にいます。

長い年月をかけて、クロのまわりのひとは、どういうふうに大人になっていったのか、じっくり描かれています。

妻夫木さん、伊藤歩さんなどを中心に、キャストたちの成長記のような作品です。が、やっぱりメインはクロ。犬です。「犬がかわいい〜」とか、表面的に犬を売りにした映画ではありませんが、やっぱり犬好きな人のほうが楽しめます。

これは実話をもとにした作品なのでしょうか??
犬メインにしない映画として作られていても、面白い作品だったのではと思います。

2005年39本目
個人評価 3.5/5
ロスト・イン・トランスレーション [DVD]ロスト・イン・トランスレーション [DVD]
ソフィア・コッポラ

東北新社 2004-12-03
売り上げランキング : 5334
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

舞台は東京。日本が舞台となると、過度の日本表現があったり、日本人がまだちょんまげをつけているような(大げさですが)、間違った解釈がある映画も少な くありません。この映画は全く違います。普通の日本、普通の東京の日常があります。こうやって普通に日本が映し出されるのは、日本人として、少し新鮮な感 覚です。

この映画は、第76回アカデミー賞の作品賞にノミネートされた作品。監督は「ヴァージン・スーサイズ」のソフィア・コッポラ監督です。

東京の新宿、パークハイアットホテルが舞台の中心。

CM撮影のために来日したハリウッド俳優、ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)。カメラマンの夫ともに来日した若妻(スカーレット・ヨハンソン)。同じホテル に宿泊していて、出会います。結婚生活も長く、子供もいて幸せなボブですが、以前のような妻からの愛を感じられず、また仕事も目的を失いがち。若妻は若い からこその将来の不安などを抱き、不安定。異国の地で、互いに心の隙間を感じていました。2人は、隙間を補完し合うかのように、信頼関係を築いていきま す。2人はホテルを飛び出して、東京の街に繰り出します。

新宿のパークハイアットといえば、最高級のホテルです。景色や設備、スタッフ、サービス、どれをとっても一流です。最高のホテルに宿泊しながら、仕事もこなしながら、はたからみれば、羨ましい限りです。しかし当の本人は、、、。

新宿は、夜も眠らない街。人が多く、ネオンはいつもギラギラ。そんな場所がすぐ近くにあるホテルでも、高層階の部屋から眺める景色は、とても静かで奇麗なものです。雑踏のなかの静けさは、複雑な心のなかの隙間とシンクロします。

この映画でスポットがあてられている心の場所は、はたから見るとすぐ見落としてしまいそうな小さな場所です。それに合わせるように、映像も、ものすごく繊細。クライマックスのシーンは、この作品ならではのポイントです。

2005年38本目
2.5/5
僕の彼女を紹介します 通常版 [DVD]僕の彼女を紹介します 通常版 [DVD]
クァク・ジョエン

ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-04-22
売り上げランキング : 16705
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

主演のチョン・ジヒョンさん。彼女の代表作『猟奇的な彼女』は、とっても楽しい映画でした。笑えて、感動する恋の映画です。チョン・ジヒョンさんと、同作品の監督が再びコンビを組んだ映画です。

チョン・ジヒョンさんは、感情表現がストレートで、元気で男勝りな警官(ヨ・ギョンジン)役。彼女の魅力が存分につまった役どころではないでしょうか。ありえない行動もけっこうあります。それも彼女の役の特徴です。

ヨ・ギョンジンは、女子高の教師のチャン・ヒョク演じるミョンウと出会います。出会いは、チョン・ジヒョンさん演じる役どころらしい、突拍子もない出会いです。映画の展開がとても楽しみになります。

付き合い始めた2人。とても楽しく生活する2人。そのまま映画が終わっては芸がありません。2人の人生を左右する出来事が、さまざまにおこります。笑っ て、怒って、楽しんで、泣いて、、、あらゆる感情が、つぎからつぎへ表現されていきます。チョン・ジヒョンさんの演技にも注目です。

はちゃめちゃ度はけっこうありますが、ヨ・ギョンジンとミョンウの絆を大切につづったラブストーリーです。小指と小指を重ねて「約束」を誓うシーンが表現 されています。「約束」というのは、守れればいいですが、絶対性はないので、なぜか切ない言葉のようにも思えます。切なくても「約束」にこめられた想い は、あたたかいものだと信じたいものです。2人の信頼は、ホットにさせてくれるものがあります。

2005年37本目
個人評価 4/5

Shall We ダンス?

|
Shall we ダンス? [DVD]Shall we ダンス? [DVD]
周防正行

角川ヘラルド映画 2006-10-20
売り上げランキング : 39751
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

昨日、テレビで「Shall We ダンス?」がテレビで放送されていました。見るのは3、4回目になりますが、先日、アメリカ版「Shall we dance?」を映画館で観たので、もう一度、違いを探りながら楽しみました。

アメリカ版の映画館のコマーシャルで、正装したリチャードギアが、バラの花を持ってエスカレーターをあがってくるシーンがあります。役所広司さん演じる役 は、それは似合わない役どころです。役所広司さん演じるサラリーマンは、とっても真面目で、『シャイ』。ここらへんが日本風なのでしょう。

アメリカ版はゴージャスでおしゃれ。一方の日本版は、日本風だからこそのいいシーンがたくさんあります。

草刈民代さん。(演技は本業ではないので置といて)繊細な美しさが、日本のサラリーマンの憧れに映っています。

女性と踊る際、リードできずにちょっと奥手な男性。でもそれが徐々に変化して、かっこいい紳士に見えてきます。

役所広司さんの奥さん役、原日出子さん。男性をたてる日本古来(?)の奥ゆかしい女性。ダンスに熱中する夫にたいして、ダンスに嫉妬します。かわいらしい。それを夫に告白して、、、子供は両親の仲をとりもろうと、、、、日本版ならではの、素敵なシーンです。

日本版・アメリカ版。こう続けて見てみると、どちらの良さも、ひきたってきます。今度はまたアメリカ版を観たい気がしてきました。

個人評価 4.5/5

半落ち

|
半落ち [DVD]半落ち [DVD]
寺尾聰, 石橋蓮司, 國村隼, 本田博太郎

東映 2004-07-21
売り上げランキング : 32730
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

最優秀アカデミー賞作品です。主演の寺尾聰さんは、最優秀男優賞も獲得しています。

観なければ観なければと思いながら、なかなか観なかった作品です。なぜかというと、「間違いなく暗い映画」だと思っていたからです。

寺尾聰さん演じる元刑事の梶。あるとき「妻を殺しました」と自首してきます。妻役には原田美枝子さん。アルツハイマー病にかかり、記憶がどんどん曖昧になっていく役です。

現在、自分の死に方は選べません。自殺もいけませんし、もちろん殺してもらうのもいけない。この映画では、妻が、病気で辛いので、夫に殺してもらいたかった。実際、そのようになり、夫が自首してきたのです。

内容は、暗いですよね。。。
なるべくなら、映画を観て明るくなりたいので、後回しになっていました。

「暗い」ですが、これは「愛」の映画です。

長年連れ添った夫婦。病気になる妻。過去の思いでを忘れていく、自分に恐怖さえ覚える。献身的に支えるも、病気を止めることができず、無力感のある夫。彼女と彼のはかりしれない想い。2人の間に、何があったのか。

元刑事による殺人ということで、政治的な紆余曲折もからみながら、裁判というかたちで、2人に何がおきていたのかが検証されていきます。豪華なキャストを 揃え、ものすごく難しい問題、答えがないかも知れない問題を、各役が各意見を持って表現していきます。それぞれの熱演は、心を打たれます。

「愛」とともに、ここでは「生きる」が、もうひとつのテーマです。誰を愛し、どう生きるか。どう死にたいか。深すぎる題材ではありますが、逃れられないものでもあります。
たまには深く、「愛」と「生」を感じるのもいいかな。

2005年36本目
個人評価 4/5
Shall We Dance ?(初回限定版) [DVD]Shall We Dance ?(初回限定版) [DVD]
周防正行

東宝 2005-10-28
売り上げランキング : 9305
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

日本からの輸出作品。周防監督による「Shall We ダンス?」、アメリカでリメイクされ公開されました。日本では社交ダンスブームも起こりましたが、現在アメリカでも社交ダンスが、再注目されているようです。

日本版「Shall We ダンス?」は大好きで、数回観ています。音楽、ストーリー、雰囲気、とっても素晴らしい映画です。こんな素敵な映画が、アメリカでリメイクされるというの は、もちろん関係者方々はすごく嬉しいことでしょうが、日本人にとっても、日本の映画が評価されることは嬉しいですよね。

今回のアメリカ版「Shall we Dance?」に主演したリチャード・ギアが、映画のPR会見で、こんなことを言っていました。「オリジナル作品は完璧、それをリメイクするのだから、ど うしたらいいか考えた。。。」(なんとなくこんなニャンアンスだったはずです) アメリカ版は、どうリメイクされたのか、楽しみでした。

基本的に、日本版のいいところ、そのまま残っています。ほとんど変わりないと言った方が正解かもしれません。出演陣も、キャラクターからほぼ同じ設定。竹中直人さんのかつらをかぶったダンサー役も健在です(笑)。

リチャード・ギアが心を魅せられる女性は、ジェニファー・ロペスが演じています。原作より少しパワフルですが、それはアメリカンということで。その分、情熱性があって、とても魅力的に映っています。

リチャード・ギアは、通常だと、常にかっこいいひと役。そんなイメージがあります。原作は役所広司さんが演じています。生活には不満はなく幸せ、変わりな い毎日を送るごくごく普通のサラリーマン。幸せだけど、どこか疲れている。映画冒頭のリチャード・ギアは、そこをとても上手に演じているなぁと思いまし た。しかし、しかし、なんといってもチャード・ギアの魅力はかっこよさです。社交ダンスを習っていく、没頭していく、幸せを考える、彼のダンディーさは、 ストーリーが進むにつれ、どんどん出てきますよ。

日本人とアメリカ人の違い、たとえば家族や友人との愛情表現の違いなど。そんなことから、多少表現の違いがありますが、原作の素敵なストーリー性はそのま まです。原作を観たことあるひとは、そのイメージを辿りながら映画を観ることができます。似たストーリーだから面白くないのでは、というとそうではないで す。一度に、日本版・アメリカ版を楽しんでいる感じがします。日本版が好きなひとなら、きっと楽しめる作品です。

個人評価 4/5