毒舌を言うことによるメリット、上手な毒舌のしゃべり方などが書かれています。
話ベタの僕にとってみると、こういう話は「分かっちゃいるけど...」 なんですよね。そんなすぐ毒舌家にはなれませんって。
毒舌は、確かに相手を傷付けたり、怒らせたりのリスクはある。しかし、うまく使えば、発言内容を明確に、強烈にアピールする上で強力な武器になることも確かだ。
ですよね。
「いつもただいいことを言うだけの人」と「時々毒のあることを言うけど、いいことも言う人」を比べれば、明らかに後者のほうが影響力を持つ。人は、平板なものより、落差のあるもののほうに刺激を受けるからだ。
ですよね。
毒づいた人が、毒のない人より印象が強く、へたすりゃ好感度も良いというのは、なんとなくしっくりこないのですよね。イチロー選手と松井選手。好感度が高いのはイチロー選手(毒あり)。いやいや、イチロー選手に負けず、僕は松井選手(毒なし)が好きですって。
毒舌は、結局話し方のテクニックのひとつ。
例えば、白で統一されたインテリア。その中に一箇所、真っ赤なソファがあると印象深い。これ、デザインのテクニック。ちょっとしたテクニックを使うと、デザインにせよ、話し方にせよ、もっと相手に伝わるものに変わっていくということ。
ただ、テクニックだけじゃなく、センスがけっこう必要だと思うのですよね。
先ほどのインテリアの例。白のなかに一箇所赤を入れてポイントを作るとかは、デザインが得意な人は、テクニックや知識がなくても、自然とこういったことが出来ちゃいます。これはセンスです、やっぱり。
毒舌も、センスを持っている人が強い。
芸人の島田紳介さん、松本人志さん、最近では有吉弘行さん。彼らは毒舌の持って生まれたセンスがあります。(まぁ彼らを真似するのは無理ですが)
ただ彼らも、センスだけでここまでうまく毒づけるわけではなく、いろんな経験から、毒の盛り方の法則、テクニックを見つけ出し、さらにセンスに磨きをかけているわけで。
センスがないなら、なおさらテクニックくらい知っておかないと。
うまく毒を使って、魅力ある話し方をしたいものです。
最後に、毒舌家の政治家、田中眞紀子さんの話方を分析した10項目を引用しておきます。
田中眞紀子さんのしゃべりのテクニック10箇条
- 誰に受ければ、場が盛り上がるかを頭に置いてしゃべる。
- 具体的な地元民なら誰でも知っている具体的な名詞を出して親近感を出す。
- 強調したい場面では、何度でも「ご存知ですか?」「ですか?」「どうですか?」と質問を繰り返し、相手の心の中で「イエス」「ノー」を叫ばせる。
- 毒を吐く相手の描写には、努めて、笑いを誘う滑稽さ、ユーモア感覚を生かすことで、自分が「悪者」になることを防ぐ。
- 「毒」の後には「笑い」。「笑い」の後には「恫喝」。「恫喝」の後には「笑い」とムードを次々入れ替えて、全体の印象を「攻撃的なもの」と感じさせない工夫をする。
- 難しい話は、日常レベルのものにたとえて、わかりやすく落とし込む。
- 一つのデーマを長々引きずらない。
- 新しいテーマに入る時に、表情まで、空気を入れ替えてから入る。
- 余計な前口上を入れずに、具体的な話から入る。
- 話しかける方向を、常に変えながら、全員と視線を交わすよう努力する。