映画: 2011年11月アーカイブ

『がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』を観てきました。

東日本大震災とその後の余震で営業停止を余儀なくされた、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズ。そこで働く従業員やフラガールたちにスポットを当て、スパリゾートハワイアンズの営業再開までを追ったドキュメンタリー映画です。

がんばっぺ フラガール

スパリゾートハワイアンズの被害の様子は、かなりのものでした。それでも復興に向け、改修工事が始められます。宿泊施設は、避難住民に提供しながら、営業再開に向け準備が進められます。踊る場所を失ったフラガールは、全国キャラバンをスタートさせます。自身の復興をアピールするとともに、皆を元気づけます。

フラガールのサブリーダーの実家は、福島第一原発からわずか2キロという場所にあります。ニュースで見るあの防護服を来て、自宅へ向かうシーンなどもあります。全国キャラバンで前向きに進む姿と、その一方で、時が止まったような現実と向き合う姿。ただ単に復興といっても、いろいろな現状があるのだと再認識させられます。

「映画」にはなっていますが、エンターテイメント性を期待して観る映画ではありません。あくまでドキュメンタリー。今そこにある現実を、記録した映像です。もちろん編集もされているので、何かしらのフィルターが働いて、偏った(事実とはちょっと違う)解釈になってしまうこともあると思います。でも、登場する映像、被災者たちの言葉、表情、そのひとつひとつは、その瞬間瞬間で真実のもの。

震災のひとつの現実のエピソードとして、知ることができて、観ることができて、考えることができて良かったと思える映像でした。

★★★★★
がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~